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番外編 七か月後

「こうして見るとやっぱり兄弟よね。同じ顔が三つ並んでる」 千里さんに手伝って貰って三人を布団に寝かし付けていたら、ぷぷっと急に笑い出した。 「寝顔を見るとやっぱり遥琉の子だなって・・・・・心ちゃんの目の辺りがパパ似で、太惺は鼻筋がパパ似。一太と遥ちゃんはママそっくりだものね」 千里さんに言われて三人の顔をそぉーと覗き込んだ。言われてみればそうかも知れない。心望のぷくっと膨らんだ柔らかな目蓋を指先でなぞり、太惺の鼻の辺りを指でツンツンしてみた。 「ママに悪戯されても全く起きないね」 千里さんが愛おしそうに目を細め三人を眺めた。 「ねぇ未知、少し横になったら?一太の子守りは遥琉に任せて。休めるときに休まないと参っちゃうよ」 千里さんがもう一組布団を押入れから引っ張り出して敷いてくれた。 「若いのに見張りを頼むからゆっくり休むといいわ。酔っ払いの相手は任せて」 【千里さんありがとう】 喋れない代わりに笑顔で答え、布団にごろんとそのまま横になった。

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