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番外編 焼きもちを妬いてばかりの彼

「やっぱり痛いか?」 内側から押し広げられる圧迫感に思わず顔を歪めると、宥めるよなうな優しいキスが下りてきた。 「ん………ん、ぁ、………ん、はるさんの、おっき………ぃ」 「息をはけ」 彼がするように細く長く息を吸い込み、ゆっくりと吐いて、呼吸を合わせるようにすると、媚肉を押し広げ彼のがゆっくりと中に入ってきた。 ちょうどそのとき、もぞもぞと手足を動かしていた太惺がふぇ~んふぇ~んと泣きはじめた。 「はるさん、たいくん……」 中のモノを引き抜いてくれるのかとてっきり思ったけれど。 「んっ、あ、あ、あ………ダメ………はげしいの、っあ…………っ!」 腰を抱き直すとジュブジュブとものすごい勢いで抜き差しをはじめた。 「はるさん、まって」 「悪い、止まらない」 「え⁉そんな・・・・ひぃあ………っあぁぁ………」 ストロークが激しく速くなってきて、膝下がぴくんと跳ねて宙を蹴った。 次第にめまいがするくらい動きがさらに激しくなってきた。 「はるさん………あ、やだぁ!」 無意識に腰が浮き、悲鳴のような声をあげて仰け反ると、上体を倒して顔を覗き込まれた。普段の優しいパパじゃない。情欲に駈られ獣じみた視線を向けられ、身体中が炙られるようにかぁーーッと一気に熱くなった。 「愛してるよ」 微かに掠れた声で囁くと、さらに激しく突き上げられた。 「あーーん……僕も、遥琉さんが、好き……だいすき……あっ………あ」 舌足らずになりながらも懸命に言葉を紡ぐと、彼の熱がぐいぐいと下腹に入り込んできた。 形ばかりの小さな陰茎を攻め立てられあっという間に僕の熱が弾け、身体の奥で彼の熱の飛沫が迸り、全身に染み渡っていった。 「たいくん……?」 いつの間にか泣き声が聞こえなくなった息子に目を遣ると口元をもぐもぐと動かしながら、うとうとしはじめていた。 「そのままお利口さんにして寝てるんだぞ」 「遥琉さん……あっ、ん、だめ……」 余韻に浸る間もなく抽送が再開され、 「あかちゃん、できちゃう………」 結局避妊具も付けずに二度、三度と情熱的に求められ、意識がぷつりと途切れるまで前も後ろもとろとろに蕩けきるまで深く激しく濃密に愛された。

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