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番外編 青蛇VS黒竜
おっぱいを心望にあげ、縦に抱っこし背中を擦りげっぷをさせていると、彼がものすごい勢いで駆け込んできた。
「未知待った。まだしまうな!」
何をと聞き返す前に心望を抱き上げると、太惺を寝かし終えた橘さんにそのまま手渡して、嬉しそうに膝の上にごろんと横になった。
「今だけだろ、未知のここ膨らんでいるの」
下から掬い上げるようにてのひらで胸をふんわりと優しく包み込まれた。
「遥琉さん、待って」
「十分すぎるくらい待った。これ以上は待てない」
「橘さんいるから」
今更泣き落としが効かないのは分かっているけど。目を潤ませてブンブンと首を横に振った。
「私なら気にしなくて大丈夫ですよ。始めて頂いて。心望ちゃんを寝かし付けたら退散しますので」
顔色一つ変えず淡々と答える橘さんが逆に怖い。
「心望ちゃん、これからは大人の時間です。お利口さんしてねんねしましょうね」
ぐずる心望を慣れた手付きであやす橘さんを、首だけ後ろに捻って見ていたら、乳首を軽く噛まれた。
「痛っ…………」
「ママの時間は終了だ」
舌を出すと乳首の先をペロッと舐められた。
「甘くて美味しい」
うっとりと恍惚の表情を浮かべると、ペロペロと夢中になって両方の胸を代わる代わる舐め始めた。
「遥琉さん、だめ、おっぱい出ちゃうから」
肩に手を置いて懸命に押したけれど。
びくともしなかった。
「そういえば遥琉」
「何だ?」
「六月に入りましたし、ゴム無しでも大丈夫ですよ」
「アレつけてるとなかなかイケないんだ。一回しか使ったことねぇけど」
彼の表情が喜々として嬉しそうに緩んだ。
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