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番外編 裏切ることは絶体に許さない

高層階からの景色が一望できるホテルのスイートルームに連れていかれた。 専用の入口から入り部屋まで直通の専用のエレベータで部屋に入ると、僕には絶対に手の届かない高級品で溢れた広い居間と、その他に優雅なダイニングルームと寝室、浴室があった。 寝室にはキングサイズのベットと、太惺と心望の為にベビーベットとオムツや粉ミルクなど必要なものが一通り準備されてあった。 「親子してそう睨むな」 やれやれと溜め息をつく地竜さん。 「未知があまりにも可愛らしい事を言うからだろ?離したくなくなったのは」 一太の機嫌をとるためルームサービスで、チョコバナナのパンケーキとジュースを注文してくれた。でも一太は太惺を抱っこしたまま、決して離そうとせず、地竜さんを睨み付け大好物のパンケーキなのに一切手を出さなかった。 「一緒に上海に行ってくれるんだろう?約束はちゃんと守って貰わないと。青蛇の雑魚共から浩然とマーナオを守った意味がなくなるだろう。違うか?」 脅し付けるように言うと、泣き疲れて僕の腕の中でぐっすりと眠る心望を冷たくジロリと見下ろした。 「子供達の命が惜しいなら、大人しく俺に従え。自分の事しか考えないどこかの傍若無人のアホとは違うだろう?」

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