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いちたのインタビュー①
うづきいちたです。
もうすこしで、ピカピカのいちねんせいです。
いつもママのおはなしをよんでいただきありがとうございます(ぺこり)
リクエストをいただいたので、みんなにインタビューします。
「じゃあ、まずはパパから」
「俺?」
「なまえとねんれい、おしごとはなにをしてますか?」
「よく分かんねえけど、可愛い息子の頼みだ。名前は卯月遥琉。36歳。職業は菱沼組組長と菱沼ビルディングの社長だ」
「じゃあ、パパのいちばんすきなひとはだれですか?」
「そりゃあ家族に決まってる。愛しい妻と子どもたち、そして組の幹部連中と若い衆も家族同然だからな……みんな好きだ」
「パパのにがてなひとは?」
「えっと……」
パパがあちこちキョロキョロとみまわした。
「一回しか言わねぇからちゃんと聞けよ」
みみもとでそういうと、ちいさいこえで「この世で一番強いママたんと千里、橘兄妹だ」そうおしえてくれた。つよくてカッコイイパパにもにがてなものがあったなんて。びっくりした。
「ねぇパパ、ママのどこがすきでけっこんしたの?」
「そりゃあ全部だ。頭のてっぺんから足の爪先までママはどこも敏感で、すぐ赤くなるから可愛いからな」
あっ、これ。もしかして、
こどもはきいちゃいけないおとなのナイショばなしかも。
「パパおしごといそがしいのにありがとう」
「おぅ。もういいのか?」
「うん!」
つぎはだれにインタビューしようかな。
えっっと……
※息子が気ままにインタビューするので気長に待ってくださるとありがたいです。
母、未知。
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