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番外編 遥琉さん、ありがとう

「ベットの上で夫にそんなことをしたらどうなるかーーいい機会だ。ちゃんと教えてやる」 「そんな……は、遥琉さん………んんっ………っ」 体をあちこちまさぐられ上擦った声を上げると、口の端を上げたままの彼に口付けられた。あとはもうされるがままで。 纏っていた浴衣も彼の指でするすると帯を解かれあっという間に脱がされた。 「遥琉さん、待って」 「声を出さなければいいだろう」 「そんなこと言われても………っあ……」 「昨夜も太惺と心望が目を覚まして結局出来なかったんだ。少しぐらいいいだろう」 布団に寝かされると、下着を剥ぎ取るように脱がされた。 「腹が冷えたら大変だな」 脱いだ浴衣を上に掛けてくれた。 「こんなときに何だが、朝飯を食べたらすぐに笹原と事務所に戻る。今後のことについて幹部と話し合うことにした」 脚を大きく左右に開かれて。 彼に秘所をあますところなく見詰められて、恥ずかしくて、体温がどんどん上がってきた。 「相変わらず恥ずかしがり屋だな。ゆでタコみたいに真っ赤だ」 ぬるりと太腿の内側を舐められ、ぴくりと腰が浮いた。 「は、遥琉さん、待って………」 股間に顔を潜り込ませてきた彼の熱い息遣いを感じ、思わず腰を揺らすと、性器の先にチュッ、と口付けをされた。 「橘と柚原に留守番を頼んだ。鞠家たちも夕方には帰ってくる。俺がいなくて寂しいだろうが我慢してくれ。未知………先っぽから先走りの蜜がどんどん溢れてくる。こっちもぴくぴくして、ほら、触れるだけで蜜が溢れてきた。ヤバイな、最後までしたくなってきた」

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