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番外編 あした、はれますように
「すごいな蜜が次から次に溢れてくる」
愉しげに笑うと、薄い茂みに彼の指が触れてきた。
「はるさんだめ」
羞恥心に耳まで真っ赤にして首を横に振った。
「何が駄目なんだ?艶のあるやわらかな感触が俺にとっては堪らないが」
「っ………ゃあ………」
丸く円を描いて撫で回しながら、ふっくらと膨らんだ割れ目へと彼の指が軽く挿いってきた。
「ご無沙汰だったからな、痛くないか?」
彼が心配そうに瞳を覗き込んできた。
不思議と痛みはなかった。コクンと頷くと、
「そうか、良かった」
少しずつ滲んできた蜜を指先で掬いながら、入口で出し入れされた。
「あ、ぁっ……」
脚を更に押し広げられ、片手で性器を愛撫しながら、蜜が溢れ出てくる蜜壺に太い指を埋め愉しそうにナカをかき混ぜはじめた。
「俺の代わりにこれにしがみついていろ」
ぽんと渡されたのは枕だった。
微かに彼の匂いがして、思わず、ぎゅっと抱き締めた。
ん?何気に頭の上を見ると四つ折りにされた紙が一枚落ちていた。
何だろうと思って手を伸ばしたものの届かなくて。体を上に少しだけずらそうとしたら、
「何で逃げるんだ?」
むっとした彼の声が聞こえてきて、腰を掴まれ引き戻された。
「待って遥琉さん」
「待てるわけないだろ?」
ズボンを下ろすと、すぐに下着に手を掛けてきた。
左右同時に引き下ろし、足首から抜き取ると足元に落とした。
もし一太や遥香が起きたとき、ママもパパも素っ裸では言い訳に困るからと、随分前に購入した大きめのバスタオルを手繰り寄せると、二人に見られないように、すぐに隠せるようにお腹に掛けてくれた。
そして上体を器用に丸めると、脚の間に顔を埋めてきた。
「ひ、あっ・・・・・」
ちろ・・・・と舌が伸びてきて、形ばかりの小さな性器をピチャピチャと唾液で濡らしはじめた。
同時に蜜でしとどに潤む割れ目に指を滑らせ、さっきみたくナカをかき混ぜはじめた。
「トロトロに溶けきって、蜜まみれだ。これから二本目もいけそうだ」
「はる、さん・・・・・あぁ・・・・・」
駄目、と止める間なく、入口を押し広げながら二本目の指がすっとナカに挿いってきた。
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