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番外編 应该拿到幸福吧!

地竜さんから車から下りてもいいと許可をもらった芫さん。なにやら大事そうに両手に抱え助手席から下りてきた。 黒光りする革のチョーカーにリード? それに赤いロープ? 目をパチパチしていたら、 「そんな物騒なもの、ここで出すな」 地竜さんが急に慌てだした。 先に車から下りていたフーさんが、芫さんを睨み付けながら、下りようとしていたウーさんの体を中に押し込んだ。 「子どもの前だぞ。場をわきまえてくれ」 「躾がなっていなくてすまない」 地竜さんが彼に軽く頭を下げた。 「芫、それはウーじゃなく、炎竜を捕まるときに使うものだ。しまえ」 「赤はウーの白い肌によく似合う。何としてでも連れ帰る」 「ウーはもう組織のメンバーじゃない。ここにいる卯月夫婦の子どもだ。斉木という亭主がいる人妻だ」 「オレは認めない」 芫さんは頑なに拒み首を横に振った。 そのとき地竜さんのスマホの着信音か鳴った。 「 好的(ハオデァ)」それだけ答えすぐに電話を切ると、 「駅の近くの公園で炎竜らしきホームレスが騒いでいるらしい。芫、行くぞ!卯月、紗智と那和に待っているように伝えてくれ」 そう言うなり芫さんの首根っこをむんずと掴むと、部下が待つ車へと有無いわさず引っ張っていった。

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