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番外編 应该拿到幸福吧!

「地竜から連絡は?」 「いいえ」 「たく、電話の一つくらい寄越せばいいのに。昼飯がなくなるぞ」 朝から飲まず食わずでずっと外で待機している死神のメンバーに、お握りを差し入れさせて欲しいと彼に頼んだ。 「未知、きみは……」って彼に驚かれたけど。 相手は神出鬼没のあの黒竜だもの。 お腹が空いていたらいざという時動けないから。 一升炊きの五つつある炊飯器をフル稼働し、紫さんと和江さんと橘さんらみんなで手分けしてご飯を握り、祖父ちゃん、お義父さん、総一郎さんが若い衆や、死神のメンバーに配って歩いてくれた。 僕に声を掛けたあの若い男性は、彼や度会さんと同じテーブルで、通訳の鞠家さんと一緒にお昼御飯を食べていた。昨夜から何も食べていないみたいで、ご飯はすでに四杯目。鯖の味噌煮が気に入ったみたいで、何回もお代わりし、もりもりと食べていた。 「しかしまぁ、その細い体のどこに入るんだ」 これには彼も呆れ返っていた。 若い男性は、弾よけを付けず玄関に入るとき所持していた改造銃2丁と護身用のサバイバルナイフを彼に預け、たった一人で、しかも丸腰で家に入ってきた。 若い男性は玩偶《ワンオウ》と名乗った。年は23才。カポと呼ばれる複数いる幹部の一人みたいだった。 ー恐らく・・・・・いや、間違いない。ヤツは紗智と那和の兄弟だ。二人に会わせてほしいと地竜に頼み込み連れてきて貰ったんじゃねぇか?ー 憶測でモノは言えないが、そう前置きした上で彼がそんなことを口にしていた。

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