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番外編 应该拿到幸福吧!

「斉木先生、廊下に控えている男が芫だ」 地竜さんに言われ若先生がキョロキョロと辺りを見回した。 「そだごと言ったって、いっぺいいるからわがんねぇ」 みんな似たような面構え、格好をしているから、誰が菱沼組の組員で誰が死神のメンバーか、分からなくなるのも無理ない。 同じようにしか見えないもの。 芫!地竜さんが名前を呼び、若先生の前に来るように命じた。 「斉木先生、彼が芫だ」 「芫さんはじめまして斉木だ」 若先生が頭を軽く下げた。 それに対し芫さんは返事もせず恋敵の若先生を睨むように見つめた。 鋭利なナイフのように突き刺さる視線に、若先生は全く動じなかった。それどころか、 「いゃあ~~苦み走ったあんにゃだごと。おなごが黙ってねぇべ」 体のあちこちをべたべたと触りはじめた。 「筋肉の付き方が俺の嫁さんとは違うな。嫁さんは筋肉質の引き締まった体つきで脚にもいやんべえ筋肉がついているが、おめさんのは、贅肉のない薄い筋肉でなかなか締まってる」 とくに胸を執拗なまでに触りまくった。 ウーさんは戸惑いの表情をうかべながら頭を抱えていた。 「斉木先生、芫が困ってます」 「そうか?俺は医者として興味があるだけだ」 「芫はあなたと膝を割って話しがしたいそうです。武器と物騒なものはすべて度会らに預けてきました。鞠家、悪いが通訳を頼む」 「は?俺?」 「あと誰がいるんだ。俺はこれから紗智と那和に殴られないといけない大事な用がある」 玩偶さんが地竜さんの裾を慌てて掴むと強く引っ張った。

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