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番外編 应该拿到幸福吧!
「また置いてくの?一人は嫌だ。老婆(ラオ パ)は俺の愛人(アイレン)であり、紗智と那和の母親だ。お前に危害を加えることはない。安心しろ。ほら飯が覚めるぞ。早く食べろ。まぁ、そんな感じだ。地竜が親で玩偶は子どもみたいだな」
鞠家さんが二人の会話を訳してくれた。
バーバとして地竜さんから見届け人を頼まれた彼。「二人がいる客間に移動するぞ」おもむろに立ち上がった。そのとき、
「一太、遥香、どうした?」
襖戸から顔を半分だけ覗かせ、ちらちらと様子を伺うようにこっちを見る子どもたちと目があった。
「ディノンさんにおかえりなさいがまだだったから」
「おぅ、そうか」
「おかりなさいディノンさん」
「ハルちゃんね、おじちゃんがいなくなってさみしかったんだよ。よかった、かえってきた」
とことこと遥香が地竜さんに歩み寄り、満面の笑みを浮かべ抱っこをねだった。
「嬉しいことを言ってくれるじゃないか。ありがとうハルちゃん」
「おぃおぃ泣いているか?」
「う、五月蝿いな。泣いてないよ」
恥ずかしそうにぷいと顔を逸らす地竜さん。
遥香と一太を交代交代で抱き上げてくれて。
大きな手で頭をいっぱいなてなでしてくれた。
箸を口にくわえたまま玩偶さんが、キャキャとはしゃぐ遥香と一太を羨ましそうにぼんやりと眺めていた。
そのことは地竜さんも気付いてて。
意を決したように上唇を噛み締めると、彼の耳元に小声で何かを話し掛けた。
「は?」
彼がその直後驚いたように声を上げ、
「冗談じゃねぇぞ」
当惑し眉をひそめた。
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