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番外編 誓う
「未知があまりにも可愛いから。我慢しろって言われても我慢出来ない。そうだろ?」
間近から瞳を覗き込まれ、視線が外せなくなる。
魅入られたかのように動けずにいると、
「愛してるよ未知」
繰り返し囁きながら、もう何度目になるか分からない口付けが唇に触れてきた。
「っん・・・・っ・・・・」
触れ合った唇の隙間から、するりと舌が口内に忍び入ってきた。温かくぬめる感覚に背筋が震える。
そろそろと舌で触れると、その舌に舌が絡められた。
擽るようにして舐められたかと思うと柔らかく吸われ、その度に頭の奥にじんと痺れが走り、思わず彼の服にしがみついた。
「んぅ・・・・・・んっ」
苦しいのにそれが心地よくて。
思わず声を出しそうになり慌てて手で口許を押さえた。
「子どもたちが起きちゃう」
「そう簡単には起きないよ」
「はる、さん・・・・・んんっ・・・・っ」
舌先に歯を立てられ、甘噛みされたかと思えば上顎のざらりとしたところを擽るようになぞられ、その甘美な刺激に体があっという間に熱くなる。
ムズムズとした熱が身体の奥でうねる。頬が火照って熱い。
「はる、さん、ダメ」
腰に回されていたもう片方の手がパジャマのズボンの中にするりと入ってきた。
「何がダメなんだ」
「なーー何がって・・・・・」
真っ赤になりながら頭を振る僕の反応を愉しげに見つめながら、指を臀部にそっと這わせてきた。
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