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番外編 悲しみの連鎖

ちいさなお手手を万歳してすやすやと眠りはじめた太惺と心望。ふたりを起こさないようにそぉーと布団から抜け出すと、彼が隣にごろんと横になった。 しばらく眺めたのち、 「え?ちょっと待って遥琉さん」 陽葵を抱っこしている手をペロッと舌先で舐めると、膝の上のわずかなスペースにごそごそと潜り込んできた。 「やっぱ、ここからの眺めが最高だな」 手を服の中に入れると、おっぱいをあげていない右胸を手のひらで包み、小さな乳首を軽く摘まんだ。あ、とかすかな声を上げ顔を真っ赤にすると、今度はゆっくりと揉まれ、 「ふっくらと膨らんだ胸も、甘いミルクの匂いもたまらん。陽葵が寝たら舐め回したい」 「遥琉さんのえっち」 羞恥心に頬を赤らめると、クスリと笑いながら手を胸から離し、今度はむくっと起き上がった。 「陽葵ばっかずるい。元々これは俺の……いや、ママの身体は全部俺のものだ。陽葵、よく覚えておけよ」 ウトウトしながらもなかなか口を離そうとしない陽葵をジィーと眺めた。 「そんなに見詰めたらひまちゃん起きちゃうよ。遥琉、さん……」 彼の名前を呼ぶと、その唇がそっと塞がれた。軽く吸ってくる動きに自然と唇が開いて、出来た隙間に舌が滑り込んできた。

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