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番外編悠仁さんが犯した罪の重さ
「2日間家を留守にするので、子どもたちのご飯のメニューをお二人に教えていたんです。ハルちゃんのお弁当と子どもたちのおやつは柚原さんが担当してくれます。紫さんも様子を見に来てくれるのでなんとかなると思います。頑張ってくださいね」
「責任重大だけど頑張る」
「俺も」
メモを確認しながら冷蔵庫を覗き込む二人。
「未知さん、具だくさんのスープ飲みますか?体が温まりますよ」
「ありがとう橘さん。でも、子どもたちの様子を見てこないと」
「遥琉が添い寝しているので大丈夫ですよ」
「え?遥琉さん?」
「ついさっき欠伸をしながら帰ってきました。朝方まで千里ら本部の幹部と話し込んでいたみたいです」
紗智さんがスープを運んできてくれた。一太と奏音くんの分もある。
「マーもふたりも座って。橘さんに教えてもらいながら七海と一緒に作ったんだ。新じゃがいもと新玉ねぎとウィンナーのポトフだよ」
「おいしそう!」
「いただきます」
椅子に座り手を合わせ、スプーンを持ち上げようとしたら、
「奏音くん、熱いかも知れないから、ふぅふぅしてあげる」
心さんと荷物の整理をしていた光希さんが飛んできた。
「火傷したら大変」
「ありがとうみつきさんママ」
甲斐甲斐しく奏音くんの世話をやく光希さん。
「一太くんも熱いから気を付けてね」
「ありがとうみつきさん」
仲睦まじい三人のやり取りを根岸さんが目を細めて嬉しそうに眺めていた。
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