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番外編 悠仁さんが犯した罪の重さ

「そんなに見られたらパパ、恥ずかしいだろ?」 またぎっくり腰になったら大変だから、ふたりいっぺんじゃなく、ひとりずつ抱き上げてくれた。 「楮山と上田の手下が規制線が外された遺体発見現場でなにか探し物をしているらしい。探している時は見付からなくて、忘れた頃に意外なところから見付かるものだ」 「あのね遥琉さん、ひまちゃんや子どもたちを寝かしつけながら、毎日ずっと考えていたんだけど……」 ちらっと彼の顔を見ると、一瞬だけ怪訝そうな表情を浮かべた。 「やっぱりいい」 首を横に振ると、 「怒らないから言ってごらん」 肩を軽く抱き寄せられた。 「ま~ま」太惺のお手手が伸びてきて頬っぺたにぺたぺたと触れてきた。 心望には抱っこをねだられ、膝のうえに抱き上げるときゃきゃと寝起きとは思えないくらいはしゃいで、愛くるしい笑顔を見せてくれた。 「人は見た目で判断するな。よくお祖父ちゃんが言ってたでしょう?悠仁さん本当は奥さんを誰よりも愛していたんじゃないかって思うんだ。そうじゃなかったら、奏音くんが産まれる2ヶ月前に入籍しない。自分の子どもじゃないかも知れない、何もかも知った上で藍子さんと結婚したんじゃないのかな」

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