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番外編 シェドという謎の男

「俺と信孝と玲士、三人がかりでやっと取り押さえたんだ。上澤先生に鎮静剤を打ってもらい、なんとか落ち着きを取り戻した」 「まるで別人だ。俺が知ってる柚じゃない。正気を失い、喚き散らしながら、自分の子供たちに刃を向けたんだ。光希は命がけで子供たちを守ってくれたんだ」 「ジェイや夢華のマインドコントール下にある、そういうことか」 「間違いない」 柚さんを助けるためにはどうしたらいいか、それに秘密裏に入国している黒竜のふたりの幹部についてもこれからどうするか、問題は山積みで。夜遅くまで話し合いが続いた。 「寝てて良かったのに」 「うん、陽葵におっぱいあげてたから」 「げっぷは?」 「まだ。これからしようと思っていたところ」 「そうか。げっぷは俺に任せろ」 「じゃあ、お願いします」 彼が陽葵を抱っこしてくれて。縦に抱き直すと背中をとんとんと優しく擦ってくれた。 服を直そうとしたら、 「まだしまうな」 彼の声が飛んできた。 「すぐに寝せるから、待ってろ」 「そんなこと言われても困るよ」 戸惑う僕をよそに彼は慣れた手つきでげっぷさせると、ものの数分で陽葵を寝かし付けた。 「次は俺の番」 するりと両腕が伸びてきて抱えられ、軽々と膝の上に乗せられた。 「遥琉さん、待って」 胸をするりと撫でられ、陽葵に吸われツンと赤く尖った乳首をぺろりと舐められた。 「甘くて美味しい」 にっこりと微笑むと、舌で舐め、残っている母乳を一滴残らず啜るように吸い上げらた。 「あっん……、だめ……」 甘ったるい声を出してしまい、慌てて手で口元を覆った。

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