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番外編ゴメンね

「お取り込み中失礼します。たいくんとここちゃんの着替えを取りに来ただけですから、私のことは気にせず、どうぞ続けててください」 すっと扉が開いて橘さんが入ってきたから、ビックリした。 「橘さん、太惺と心望、起きたんですか?」 起き上がろうとしたら彼の逞しい腕に引き戻された。 「ふたりとも汗で服がびっしょり濡れていて、気持ち悪くてそれで目覚めたみたいです。抱き枕がないと寝れない困ったちゃんの相手も大変ですね」 「すみません」 「別に怒ってる訳じゃありませんよ。遥琉、背中に回しているその手、どうするんですか?」 橘さんの鋭い指摘にビクッと彼の肩が震えた。 「なんで分かったんだよ」 「あなたがすることくらい容易に予想がつきます」 「尻くらい揉ませてくれてもいいだろう」 「別にそれは構いませんが、それ以外はお触り禁止です」 「分かってるよ」 彼の大きな手がズボンのなかに入ってきた。 ふにゃりと双丘を揉まれ、 「あっ……」 思わず声が零れてしまい、慌てて手で口を覆った。

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