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番外編もやもや

「千里も裕貴も秦さんも惣一郎さんも、未知のことになるとみんな人格が変わるからな。あと遼成も光希も鷲崎も七海も度会さんもだ。みっちり説教された。どんな理由があろうと未知を泣かせるなど言語道断。みんなして同じことを言うんだぞ。お陰で耳にたこが出来た。未知、この通りだ許してくれ」 まさか頭を下げられるとは思わなくて。 「もういいよ遥琉さん。お願いだから顔を上げて」慌てて駆け寄った。 「たいくん、ここちゃん、おりこうさんにしてようね」 「パパ、ママにごめんねしてるから」 寝室に入ろうとした太惺と心望を一太と遥香が捕まえ、抱き上げてくれた。 「あばれないの。おとしちゃうよ」 手足をバタつかせるやんちゃな太惺に手こずる一太。すっと長い腕が上から下りてきて。一太の腕のなかで暴れる太惺を抱き上げてくれた。 「ウーさん、ありがとう」 ニコッと微笑んで首を横に振ると、あっちで遊ぼうと居間の方を指差した。

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