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番外編 あやみさんと奈梛ちゃん
陽葵におっぱいをあげていたら、
「あやみさんと奈梛さんに会ってきます。なるべく早く帰りますね」
橘さんの声が聞こえてきて、後ろを振り返ると、
「朝ごはんを食べ損ねたと聞きました。おにぎりを作ったので授乳が終わったら食べてください」
まるいお盆を枕元に置いてくれた。おにぎりと煮魚と野菜スープかな?すごく美味しそうだ。
「ありがとう橘さん」
「たいくんとここちゃんは紗智さんと那和さんがみてます。たまに柚原さんが様子を見に来ると思いますが、留守番をお願いします」
「橘さんも気を付けてください」
「未知さんありがとう。遥琉と鳥飼さん夫婦も一緒ですので大丈夫です。なるべく怒らないように、スマイルで厚生学園の関係者と話し合ってきます」
彼や橘さんは、あやみさんに奈梛ちゃんを福島に連れていくように頼んだのが厚生学園の関係者ではないかとみていた。
「姐さん、せっかくのご飯が冷める。げっぷと寝かし付けは任せろ」
陽葵がおっぱいから口を離すのを待っていたかのように柚原さんが寝室に入ってきた。
片手で慌てて服を直していたら、
「生憎俺は優璃のおっぱいにしか興味ないし、覗き見の趣味もない」
クスッと苦笑いされてしまった。
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