2043 / 3282

番外編兄ちゃんHELP!

斉木先生の言葉を鞠家さんが通訳してくれた。 「奈梛のことは心配するな。今はあやみのそばにいてくれ。フーそれも俺に言わせる気か?」 うん、大きく頷くフーさん。 「たく、しょうがねぇな。斉木先生、耳を貸してくれ」 聞かれては恥ずかしいことなのか耳元で小さく囁く鞠家さん。耳が弱いのかな?擽ったいと言いながら斉木先生が体をくねくねと動かしていた。 「分かった伝えておく。にしてもラブラブで羨ましい」 「そういう斉木先生だって、ウーとラブラブな癖に」 「そうか?恋人らしく見えっか?」 「えぇ」 鞠家さんに言われ頬を赤くしていた。 そこへウーさんと青空さんが一緒に姿を見せた。なにを勘違いしたのか、むっつりした表情を浮かべると不愉快そうに青空さんを睨み付けた。 「斉木先生、青空には妻がいる」 「そうだった。俺のウーと仲良さそうで、なんだこいつって、頭に一気に血さのぼっちまって、面目ない」 「青空に嫉妬するくらいウーに惚れているってことだ」 「いや~照れるな」 まんざらでもないのか頭を掻きながら照れ笑いをしていた。

ともだちにシェアしよう!