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番外編 じっち会

彼の張り詰めたモノは、ますます脈を打ってそそり立っていた。目の置き場に困り顔を両手で覆うと、 「どうした未知?」 怪訝そうな声が聞こえてきた。 「気のせいだと思うんだけど、遥琉さんのおっきくなってない?」 「そうか?変わらないぞ。久し振りに見たから余計にそう感じたんじゃないのか?」 ちらっと下を向く彼。 「まぁな、溜まっているのは確かだけど」 彼の大きな手が手の甲に触れてきて。そのまま包み込むように握られた。 「え?何、遥琉さん?」 「なにもしなくていい。でも、たまには触ってほしいな。だって、これ、未知専用だろ?未知にしか勃たない」 久し振りに触れた彼のは火傷するくらい熱くて。ドクドクと力強く脈打っていた。慌てて手を引っ込めると、 「相変わらずウブだな。でも、それがまた可愛いだ、俺の未知は」 愉しそうにクスクスと笑うとそっと静かに抱き締めてくれた。 「結婚して子どももいるのにきみは何年たっても恥ずかしがり屋で初々しい反応を見せてくれる。見てて飽きないよ。ますますきみが好きになった」 濡れた前髪を指で左右に分けるとおでこに軽くキスをしてくれた。

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