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番外編たまには二者択一も悪くないだろう?

「続きをするか、このまま寝るか、たまには選ばせてやる」 「え?」 一瞬自分の耳を疑った。何かの聞き間違いじゃないか、目をぱちぱちさせると、 「頼むから疑いの目で見るな。二者択一も悪くないだろう?」 「うん、そうだね。えっと……その……」 恥ずかしさで頬がほてる。 「どうしよう。決まんない」 くすぐったいような心持ちになり、照れたような笑いを浮かべると、 「きみらしいね」 彼が声を出して笑い出した。 「笑うことないでしょう」 ムッとして睨み付けると、 「ごめん……てか、可愛いなその顔」 笑いの坪に入ったみたいで、それからしばらく笑い転げていた。このまま裸でいたら風邪をひくと思って上だけでも着ようとしたら、 「なんで着るんだ?」 彼がむくっと上体を起こした。 「何でって風邪をひくから。それにもう遅いから寝ることにした」 「俺のがこんな状態なのにか?生殺しにする気か?」 覆い被さってくると下腹部を僕のお腹にごりごりと押し付けてきた。 屹立した彼の亀頭は蜜に濡れ、僕の形ばかりの小さな陰茎と、柔らかな粘膜を上下に擦りだした。蕾がひくひく蠢くのを見て、彼は指を差し入れ、小さな口を押し開こうとした。 「好きなほうを選べっていったの遥琉さんだよ」 泣き落としがきないのは分かってはいたけど、彼の腕にすがりつき目を潤ませ見つめた。 「たまには前者を選んでくれるかなって、一か八かの賭けに出てみたんだ。未知なら後者を間違いなく選ぶとは思っていたよ。俺も鬼じゃないから、早く未知を寝せてやらないと、とは頭の中では思ってはいる。ただコイツが言うことを聞かない」

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