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番外編 りょうお兄ちゃんって呼んでもいいですか?

「遼成さんはあぁ見えてシャイで、究極のツンデレですからね。未知さん、電話を切られたら最後ですよ。三日くらいは居留守を使い電話には絶対に出ません。ひまちゃん、ママに頑張ってとエールを送りましょうね」 陽葵のオムツとお尻ふきを取りに来た橘さん。陽葵に笑顔で話し掛けると、にこにこと愛くるしい表情を見せてくれた。 「たいくんとここちゃんとかくれんぼうの真っ最中だったんです。私とひまちゃんが鬼です。さて、そろそろお兄ちゃんたちを探しに行きましょうね」 橘さんが陽葵を抱っこして連れていってくれた。 ー礼ならいらない。忙しいから切るぞー 「あ、あの、遼成さん待ってください!」 ーあ?なんだ?ー 怪訝そうな声が返ってきた。 怒ってるような声だ。でも、究極のツンデレだって、さっき橘さんが言ってたし。 こうなったら当たって砕けろだ。 僕のほうには橘さんと七海さんと鷲崎さんがいるから、何かあれば三人に助けを求めばいいし、遼成さんのところには光希さんがいる。だからなんとかなる。なるようにしかならないもの。よし、覚悟を決めた。

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