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番外編 底知れぬ不安
「たまには男同士。裸の付き合いも悪くないわ」
「遥琉さん、覃さんに襲われないかな?」
「大丈夫よ。そのためハチと青空も一緒に入ってるんでしょう?」
「浴室が狭いから、ぎゅうぎゅうで窮屈じゃないかな?」
「仲良くお互いの背中を洗って、喧嘩しないで代わり番こで湯船に浸かっているわよ」
海翔くんと鉄将くんまで柚原さんに頼んだらゆでたこになってしまう。ということで、彼が二人をお風呂に入れることになった。
彼の裸をまだ見ていない。国に帰る前に拝ませろと、覃さんが乱入し、蜂谷さんと青空さんと押し問答をしていたみたいだけど、どういう訳か一緒に入ることになってしまった。遥琉さん、覃さんに襲われないかな?四人の大人に囲まれて、海翔くんと鉄将くん大丈夫かな?怖くて半べそをかいてないかな。そればかり心配していたら、俺もことも少しは心配してくれと地竜さんに泣かれてしまった。
「美味しかった。未知、ありがとう」
「片付けてきます」
「千里と二人きりはやだ。何をされるか分からないから。未知、頼む。側にいてくれ」
地竜さんが腕にしがみついてきた。
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