｢男子部屋は相変わらず賑やかよね～～」 ｢女子部屋だって賑やかにするわよ～～」 お姉ちゃんとチカちゃん、二人が一緒にいるだけで盆と正月がいっぺんに来たように賑やかだ。 ｢千里、ちょっと狭くない？」 ｢この狭さがいいんじゃない。朝まで景気つけに飲むわよーー」 お姉ちゃんとチカちゃん、七海さん、紗智さん、那和さんに、亜優さんに、ウーさんといった豪華メンバーが一堂に会した。 僕は太惺と心望と陽葵を寝かし付けながら参加した。 缶ビール派の那和さん以外はみんなお茶で。 夜が更けるまで、姐さん&女子会は大いに盛り上がり、話しは尽きなかった。 チカちゃん朝早いのに寝なくて大丈夫かな？心配だったけど、 ｢早朝出勤のとき、久し振りに会ったダーリンが朝までアタシを離してくれなくてね、ほとんど一睡もしないまま出勤したことがあるの。待機中車の中で仮眠出来るから大丈夫よ。心配してくれてありがとう未知。それにね、久し振りに千里やみんなに会えたから、興奮して今夜は寝れそうにないわ」 ｢アタシもよ。モニター越しじゃなくて、目の前に、手が触れるところに、かわいい妹とみんながいる。元気そうな顔を見れてこれ程嬉しいことはないわ」 お姉ちゃんが涙を指先でそっと拭った。