2971 / 3634

番外編災いの、連鎖

ーあ、そうだ。写真を送ってくれてありがとうー 光希さんに頼まれ、奏音くんの写真を毎日送信している。優真くんを膝の上に座らせて一緒に幼児番組を見て一緒に笑っている写真と、お風呂で一太と優真くんと三人、頭のてっぺんから足の爪先まで、それこそ全身泡だらけになってキャキャと遊んでいる写真を夕御飯前に光希さんに送信した。 「光希さん、ごめんなさい。起こしてしまって」 ー大丈夫。寝たフリをしていただけだから。奏音、寂しがっていない?龍のほうが寂しい。奏音に会いたいって大騒ぎ。どっちが子供なんだか分からないよねー 「奏音くん一人だったら寂しいけど、根岸さんもいますし、一太たちがいますから。誰に頼まれなくても泣いている子たちがいればあやしたり、お世話だって率先してお手伝いしてくれるのですごく助かってます」 光希さんと話をしていたら、りょうお兄ちゃんが「未知は俺に用があるんだ」と横から割り込んできた。

ともだちにシェアしよう!