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番外編災いの、連鎖
「弓削も帰ってくることだし、ハチの実家を貸し切って盆休みを過ごすのも悪くないな。斉木、この際だ父親にウーのことをちゃんと話して紹介したらどうだ?」
「いやぁ~~それが、盆休みも仕事なんだ。そのうち連れていく」
「そのうちって、仕事が忙しくてなかなかタイミングが合わず、行けると思ったら今度は陽彩の体調が悪くなって行けなくなって、あっという間に時間が過ぎて、父親にウーと陽彩を会わせるの一年後になるぞ」
「一年後になるまえに連れていく。大丈夫だ」
「大丈夫じゃないから心配しているんだ。面と向かって会うのは恥ずかしいとは思うが、俺もウーの父親として斉木にちゃんと挨拶がしたいんだ」
「いやぁ~~バーバさんがそこまで俺のこと心配してくれていたなんて。嬉しいな」
斉木先生は照れて真っ赤になって、頭を掻いていた。
「あの~~」
七海さんがそっと手を挙げた。
「どうした七海?」
「覚さんと俺も混ぜてもらえるのかなって……あ、やっぱりいいです」
「もちろん人数に入っているから心配するな。仲間外れにする訳ないだろ?詳細が決まりしだいすぐに連絡する。楽しみにして待ってろ」
「良かった。覚さんもきっと喜ぶ」
七海さんが胸に手をあてて撫で下ろした。
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