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番外編 没有 下次了 啊!
「へっ、へっ、ぶえっくしょい!!!」
玲士さんのくしゃみに太惺と心望の動きが一瞬止まった。
「たく、誰だ。俺の噂をしているのは。ごめんな、びっくりさせて」
「はっくちゅ」
「へっくしゅ」
二人が玲士さんの真似をしてくしゃみをした。
「可愛いくしゃみだな」
玲士さんが二人の頭を撫でていると、亜優さんの手が布団の中から伸びてきて、玲士さんとこどもたちのおでこにそっとあてた。
「亜優~~~!」
亜優さんが子どもたちだけでなく、自分の心配もしてくれたということがよっぽど嬉しかった玲士さん。布団を捲り、亜優さんにがばっと抱き付いた。
「ティェン ナ!」
亜優さんは息が出来ないと言わんばかりに顔を真っ赤にし、ぶんぶんと首を横に振り、手足をバタつかせた。
「亜優、愛してる」
そうとは知らない玲士さん。亜優さんが喜んでいると勘違いしキスを迫った。
ゴツンと、思いっきり頭突きを食らわせる亜優さん。
「あてて」
玲士さんが頭を押さえうずくまったその隙に亜優さんは逃げ出し、橘さんの後ろに隠れた。
「ゼン サン シン」
胸を手で掴み涙目になった。
「亜優さんは心を傷つけられ悲しんでいます」
「橘、亜優の言葉が分かるのか?」
「なんとなくです」
「やっぱり会長のあんちゃんはスゴいな」
「感心している場合じゃありません」
「頼むから怒らないでくれ」
「ごめんは確か……」
「ユェン リャン ウォだよ。玲士さん」
「紗智か。ありがとう。ユェン リャン ウォ」
平蜘蛛のように平身低頭謝る玲士さん。
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