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番外編惣一郎さんと会うのが照れくさい蜂谷さん

「余計な世話かも知れないが孫と遊ぶ前に心と裕貴に連絡をしてからのほうがいいんじゃないか?自分たちだけが知らなかった、ということがどれだけ嫌か、親父なら分かるだろ?」 「分かった。メールをしておく。茨木、あとは頼んだぞ」 スマホをぽんとお祖父ちゃんに手渡すお義父さん。 じいじ怪我したの?じいじ大丈夫?子どもたちが一人また一人と集まってきて、心配顔でお義父さんを見上げた。 「じいじ冥利だな」 うっすらと目に涙を浮かべながら子どもたちの頭を撫でてくれた。 「掠り傷だ。たいしたことない。心配してくれてありがとうな。よし、遊ぶぞ。なにして遊ぶ?」 「親父、もう若くないんだからあまり張り切りすぎると腰に来るぞ。俺や地竜みたくぎっくり腰になっても知らないぞ」 「分かってるよ」 お義父さんのことを心配する彼の言葉どこ吹く風かと聞き流していた。 「あとは頼んだぞ、じゃないだろ。相変わらず困った人だ」 お祖父ちゃんがやれやれとため息をつきながら文字を打っていると着信音が鳴った。 「だから言わんこっちゃない。心からだ。遥琉代わりに出てくれないか?」 お祖父ちゃんがスマホを彼に渡した。

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