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番外編 変態は死んでも直らない
「なになにボスの尻はいつ見ても素晴らしいって!?未知もそう思ったか」
宋さんの声が背後から聞こえてきたからドキッとして振り向くと、本当にいたから心臓が止まるんじゃないか、そのくらいびっくりした。
「驚かせたようだが、さっきからずっと後ろにいたぞ。覃曰く、ボスのは引き締まって小さく硬く欲望をそそる尻だそうだ。ちなみに、ボスの乳首もむっちりとして愛らしくていつまでもしゃぶりたくなる。また、話しが脱線した。未知、ボスの着替えだ」
呆気に取られていたら、クスクスと笑われてしまった。
「性癖と変態は死んでも直らないから諦めてくれ」
渡されたのは浴衣ではなく下着と白シャツとスラックスだった。
「こんな夜中に出掛けるんですか?」
「人に会ってくる。行方知らずになっている知人が白雪義夫と顔馴染みらしい。ホルマリン漬けの指か何かが白雪美容室から出たろ!?その件でだ。十年以上警察に何度訴えてもまともに取り合ってもらえず門前払い。塩対応だ。それなのに手の平を返すように、今さらのように話しを聞くと言ってきた。警察には不信感しかないから俺たちに声がかかる。伊澤と根岸が一緒だから案ずるな」
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