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番外編ありがとうな、
「千里お姉ちゃん」
―あら、その声はめぐみよね?おひさー ―
「久し振りです。妹のことを願いします」
―任せて。女の子って本当に可愛いわよね。服も可愛いものばかりだし、迷っちゃう―
「服はこっちからでも送れるし、そんなに買わなくてもいいですから」
―分かった―
懇願するめぐみちゃんにクスリと笑うお姉ちゃん。
―話しは変わるが火元はやはり白雪美容室だったのか?―
「玲士が潜んでいた男を捕まえようとしたときに突然爆発したそうだ。まわりの建物の窓ガラスが全部割れて吹っ飛ぶくらいの威力だ。玲士も吹っ飛ばされたが、階段に捨てられてあったゴミの山に助けられ命には別状はない。安心しろ」
あおお兄ちゃんが怪我をしたことをお姉ちゃんはすでに知っていた。たいしたことないからって言うけど、心配くらいさせてくれたっていいのに。水臭いんだから。そんなことをぼやいていた。
玲士さんが救急車で搬送されたN総合病院には飛んできたガラスで怪我をした人が次から次に搬送されて通路まで患者であふれ返っている。そんな状態だった。
改修工事中で患者を受け入れらるまで復旧していないんだが、駅からだとこの病院が一番近いからな。地竜さんが帰ってきていると聞いた斉木先生から助っ人要請の電話が来た。
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