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番外編ありがとうな、
「変な誤解を招くだけだと思うんだが。柚原に銃口を向けられるのだけは勘弁だ。死んでも嫌だ」
「腕は鈍っていませんよ」
「猟友会の期待の若手だって聞いた。ますます腕を上げた柚原だけは敵に回したくない」
「呼んだか?」
柚原さんがひょっこりと顔を出したものだから、
「うわぁ~~出た~~!」
飛び上がるくらい驚いていた。
「ビビリなのもお化けが苦手なのも相変わらずだな」
「図体はデカイ癖にだろ?」
「そうは言っていない。新聞紙で剣を作るんだろ?一太と優輝が教えてくれるって」
「本当か?」
「嘘をついてどうする」
「柚原、お前も付き合え」
「は?なんで。人を巻き込むな」
「一人じゃあ格好がつかない」
あおお兄ちゃんが柚原さんの腕を掴んだ。
「おぃ、ちょっと待て。人の話しを聞け。俺はお前じゃなく優璃に用があったんだぞ。こら、この手を離せ!」
有無を言わさずそのまま連れていってしまった。
「遥琉が不在で、誰も騒がないから静かだと思ったのですが、変わらず賑やかでいいですね」
「そうですね。あおお兄ちゃんもみんなに構ってもらってすごく楽しそうで良かったです」
橘さんと目が合うなりぷぷっとふき出してしまった。
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