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番外編恋の吊り橋作戦
「尊さんが出所してきたら連絡ちょうだい」
「忙しいのに無理すんな」
「無理していないわよ。弟がお世話になっていますって挨拶したいの」
「いちいち挨拶しなくていい」
「あらなんで」
「なんでもだ」
「やだ、もしかして照れてる?青空って可愛い~~」
みずほさんにからかわれて顔を赤くする青空さん。
「期待するだけ無駄だが、いつか改心すればいいな」
「そうね。兄弟全員が一同に集まることは100%ないけど、いつかね。礼とみんなで写真を撮りましょうね」
みずほさんがにっこりと笑んだ。
「玲士、そろそろ俺らも行くぞ」
上着を颯爽と肩に担ぐ弓削さん。
「昨日の今日です。十分気をつけてください」
「ありがとうねえさん。今日はチラッと遠くから見てくるだけなんで大丈夫ですよ」
「弓削さんは白雪美容室をどうするつもりですか?」
「あのビルごと売ろうと思います。墓くらいちゃんと作ってやらないと化けて出てこられたらそれはそれで困るので」
「ヤスさん怖がりますものね」
「そうですね」
弓削さんと目が合うと自然と笑みが零れた。
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