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番外編 恋の吊り橋作戦
「あぁ、そうだ。宋と青空も一緒に四人で並ぶとかなりの迫力だ。それに比べ俺は……」
どう頑張っても追い付けない2メール近くある四人との身長差を嘆く彼。
「ひがむことはない。なんだってちっちゃこくて、めんげオヤジもいいぞ 」
弓削さんがくくくと笑い出した。
「兄貴……」
お巡りさんたちを見送りヤスさんが戻ってきた。弓削さんに駆け寄ろうとしたけど、
「やっぱり絵になる。敵わないな」
寂しげに呟くと立ち止まった。
「そだことねぇぞ」
柚原さんが肩に手を置いた。
「そういえば柚原さんも兄貴のことが好きだったんですよね?」
「藪から棒になんだ。もう昔のことだ」
「今はどうなんですか?」
「なんでそんなことを聞くんだ?」
「いや、だって……」
言葉を濁すヤスさん。
「恋愛感情はない。俺には優璃っていうおっかないカミさんがいるしな。浮気でもしてみろ。半殺しにされる。友人とも違う。しいて言えばともに戦ってきた同士だ」
「おっかないカミさんは合っているので否定も肯定もしませんが、私はそんなに強くありませんよ」
「げ!な、な……」
後ろから橘さんの声が聞こえてきたものだから柚原さんが飛び上がるくらいに驚いた。
「隙だらけですよ」
「背中には目がついてねぇよ。てか、いつからいたんだ?」
「五分ほどまえから。声を掛けるタイミングを伺っていました」
「全然気が付かなかった。ヤスは?」
「俺もです」
「例えばの話し。うしろに熊がいたとして気付かないまま食われていたな、間違いなく。ええと、でもなんで?」
柚原さんが混乱していた。
「ご指名だからですよ」
橘さんが携帯をすっと差し出した。
「誰が?」
「出れば分かります」
「俺にわざわざ電話を掛けてくるヤツなんかいるか?心当たりがないんだが」
額に手をあてる柚原さん。
「いるじゃないですか、一人」
思わせぶりな橘さんの言葉にハッとする柚原さん。
「待たせると失礼ですよ」
橘さんに急かされ携帯を受けとると少し離して耳にあてた。
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