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番外編恋の吊り橋作戦
「分かった。まずは落ち着け。順番な、順番」
みんなぱぱたんを早く見たくて、我先にと携帯に手を伸ばすものだからあおお兄ちゃんがてんてこ舞いになっていた。
「たいくんはお兄ちゃんっておいで。あおお兄ちゃん、三人も抱っこ出来ないよ。ままたんに見せてもらおうね」
一太が手を差し出すと、太惺は嬉しそうにすぐにぎゅっと抱き付いた。
「ままたん、見せて下さい」
「いいですよ」
「え?橘?嘘」
あおお兄ちゃんが驚くのも無理がない。いつの間にか橘さんが後ろに座っているんだもの。うわぁ~出た~と思わず声をあげていた。
「幽霊が出たみたいに言わないでいただけますか?」
「わりぃ」
両手が塞がっているからぺこっと頭を下げるあおお兄ちゃん。すると心望も真似をしてぺこっと頭を下げた。その愛くるしい仕草に、
「いやぁ~~めんこい。やっぱり女の子は可愛いな~~」
あおお兄ちゃんの目が下がりっぱなしになった。
「あの蒼生さん。凪くんと碧くんのことを忘れていませんか?」
「忘れる訳がないだろ」
「つまりここちゃんは千里より可愛いってことですよね?」
「それとこれとは意味が違う。千里が一番可愛いに決まっているだろ。変なことを言わせるな」
たじたじになって答えるあおお兄ちゃん。
「ほっぺ、まっかか。かぁ~~いい」
遥香に言われ、さらに顔を真っ赤にしていた。
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