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番外編恋の吊り橋作戦
「ミツオもとんだ災難だな」
「誰とも構わず捕まえてきどころ寝するのはいいが、無防備すぎないか?脇が甘い」
「まぁ、そいういうな」
テーブルの上に所狭しと並べられた器にミルクプリンを次から次に手際よく盛り付ける彼。
「ホッとして一息つける場所があってもいいと俺は思うよ。ストレスが溜まりに貯まると体だけじゃなく心にも不調をきたすってよく言うだろ?」
「それは分かるが、蒼生は仮にも本部の幹部だろうが。いいのか、覃の好き勝手にさせておいて」
「いいんだ。何事も経験だからな。どうした?あっぱぐちを開けて。そんなにじっと見るな。背中がむず痒くなる」
「やっぱり俺、お前が好きだ」
いつになく真剣な眼差しで自分の正直な気持ちを伝える地竜さん。
「藪から棒になんだ?その気持ちだけありがたく受け取っておく。さっきから変だぞ。大丈夫か?」
「駄目かも知れない」
「疲れが貯まっているんだろ?仕事のしすぎだ。早寝早起きして三食ちゃんと食べてたまには休め」
「やっぱり卯月って俺のマ―だ。そういうところが俺大好きだんだ」
嬉しそうににっこりと微笑む地竜さん。
「やっぱり一発、アイツのことをぶん殴ってきてもいいか?」
あおお兄ちゃんが立ち上がろうとしたら、
「構うことない。ほっとけ」
弓削さんがあおお兄ちゃんの腕を掴み、引き戻した。弓削さんにしてみたら何気ない行動だったかも知れない。でもあおお兄ちゃんはすごく嬉しそうだった。
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