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番外編彼が大好きな、彼フェチのりんりんさん

「群れでいるより一人がいいのかお前は。我が儘過ぎないか。お前を守るために山龍たちは命を張ったというのに。呑気な男だ」 膝を枕代わりにしてすやすやと眠るりんりんさんの寝顔を見て、彼がやれやれとため息をついた。そして何を思ったか♪迷子の迷子の一匹狼。どこですか?ここですよ。なんで誰も探しに来ないんだ♪と急に歌いはじめた。 「パパ、どうしたの?」 ちょうどその時一太が起きてきた。 「でっかい赤ん坊が迷子になっていると飼い主に伝えようと思ってな」 「パパって面白いね」 一太がププッと笑い出した。 「イヤイヤばっかり、あれも嫌、これも嫌、わがままばかり言うから置いていかれたんじゃない?」 「そうかもな」 「パパのこと好きな人だよね?」 「なんでそれを知っているんだ。たく、誰だ余計なことを一太に言ったのは。パパみたいなオッサンのどこがいいんだかさっぱり分からない」 「一太、わかるよ」 「分かるのか?じゃあパパに教えて」 「うん、いいよ。パパの体じゃない?バキバキ、ムキムキでカッコいいって、思わず触りたくなるってみんな言ってるよ」 一瞬言葉を失う彼。 「だって、ディノンさんと裸で……」 「ちょっと待て。それ以上はストップだ」 耳までほのかに赤くして片手で顔を覆う彼。 朝っぱらからなんちゅう話しをしてんだ、俺ら。こっちまでが恥ずかしくなる。 「りんりん服のなかに手をいれるな。くすぐったいだろう」 シャツの中に手をいれ、もぞもぞとなにかを探すりんりんさん。

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