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番外編彼が大好きな、彼フェチのりんりんさん
「あ、間違えました。ごめんなさい。忙しいのに」
慌てて切ろうとしたら、
―切ったら一生恨む―
不機嫌そうな声が返ってきた。
「今電話しても大丈夫ですか?もしかして寝てましたか?」
―ちょうど起きたところだ―
欠伸をする声が聞こえてきた。
―どうした?もしかして俺に会いたくなったか?―
「はい子供たちが……じゃなくて、僕も会いたいです」
なんで緊張しているんだろう?地竜さんとこうして話すのが久し振りだからかな?
―俺まで緊張するだろう?―
クスクスと笑われてしまった。
「話しというのはりんりんさんのことです。遥琉さんが好きなのは本当だと思います。りんりんさんは一体何者なんですか?菱沼組で何がしたいんですか?」
―アイツはな……まぁ、そのうちおいおい話すよ。紗智を逆恨みしてもなにもはじまらない。諸悪の権現は李だからな―
青蛇は国内外でテロや大きな事件を起こし無関係な大勢の一般市民が巻き込まれ犠牲になった人も多い。りんりんさんも大切な人を青蛇に奪われた被害者なのかもしれない。
「俺の居ぬ間に誰と喋ってんだ?」
後ろからそっと静かに彼に抱き締められた。
いつからいたんだろう。気配を全く感じなかったからぜんぜん気が付かなかった。
「なぁ、地竜、天使のぱぱたんとままたんを怒らせた悪い子がいるんだ。せっかく一太が面倒をみるって張り切っているのに、急にいなくなったと知ったらがっかりすると思わないか?男なら約束したことはちゃんと守ってもらわねぇとな。どう落とし前をつけるつもりだ?」
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