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番外編国井さん、熱烈に口説かれる
「パッと見、どこにでもいるちょっと手のかかる、ヤンチャな男の子って感じなのになぜマフィアのソルジャーをしているのかいまだ解せないのよ。青空は拉致され日本に生きて帰るためにはソルジャーになるしかなかった、殺し屋になるしか選択肢はなかったと、貴方もそうなの?」
りんりんさんが不思議そうに首を傾げた。
「困らせるつもりはなかったのよ、ゴメンね。変なことを聞いて」
りんりんさんが頭を指差した。
「撫でてって?もうしょうがないわね」
と口では言いつつも、爪先立ちになりりんりんさんの頭を撫でるチカちゃん。どこか嬉しそうだ。
「チカはやっぱり背が高いな。俺なんか背伸びしてもりんりんの頭に届かねぇぞ」
「美男美女、お似合いだとか言わないでよ」
「言うわけねぇだろ。国井に一途だってことくらい知ってるよ。チカ、これを持っていけ。寝ないで待っているからちゃんと帰ってこいよ」
「おやっさんと同じことをハルお兄ちゃんに言われるとは思わなくて。危うく泣きそうになったわよ」
照れ笑いをしながら彼が差し出した鈴が付いた蛙のキーホルダーを受け取るチカちゃん。
「チカお姉ちゃん行ってらっしゃい」
子どもたちに笑顔で見送られ、
「行ってきます」
手を振りながら笑顔で出掛けていった。りんりんさんも見よう見まねで手を振ってチカちゃんを見送った。
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