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番外編国井さん、熱烈に口説かれる

「斉木先生もバ―バって呼んでいるから、家ではお義父さんって呼んで構わないって。マジで嬉しい」 ―はい、はい、良かったな。何度も着信があったから玲士に何かあったのかと思って電話をしてみれば……心配して損したな― 延々と弟の自慢話を聞かされる羽目になった甲崎さん。 ― 一時はどうなるかと心配したが……― 「兄さんは心配性なんだよ」 ―弟を心配して何が悪い?たまには父さんと母さんにも声を聞かせてやれ― 「分かってるよ」 少しぶっきらぼうな言い方をする玲士さん。 ―本当に分かってるのか?― 「分かっているって」 ―その言葉信じよう。そういえばおやっさん元気か?呑む約束をしていたのに急に仕事が入ったりで結局行けずじまいだったんだ。おやっさんから何度か電話をもらったんだがちょうどしなくてな― 「今日、伊澤さんはチカさんの護衛をしています。会長の護衛をしながら柚原さんと一緒に主夫をしています」 ―おやっさんのエプロン姿か、きっと似合うんだろうな― 写真を送ってくれと言われる前に忙しいからと一方的に電話を切る玲士さん。 弓削さんと伊澤さん大丈夫かな?一抹の不安を覚え、月明かりに照らされた藍色の空を見上げた。

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