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番外編国井さん、熱烈に口説かれる

「未知、まだ起きていたのか?」 「チカちゃんのことが心配で」 「それは分かるが陽葵がすぐまた起きるんだ。横になって少しでも休まないと体が持たないぞ」 「弓削さんと伊澤さんが一緒だからチカちゃん大丈夫だよね?」 「あぁ、大丈夫だ。心配するな」 にっこりと微笑む彼。頭を撫ぽんぽんと撫でてくれた。 「たまには寝かしつけてやろう」 「僕、子供じゃないよ」 「俺にとったら子どもだ」 「もう、遥琉さんたら。子ども扱いしないで」 頬を膨らませると、愉しそうに笑いながら指先で頬っぺをツンツンされた。 先にごろんと横になる彼。横向きになり腕を伸ばした。 「腕枕してやる。おいで」 浴衣の前がはだけて、筋肉質の胸元がチラチラと見えた。それがすごく色っぽくて。どきどきしてしまった。 「どうした?」 怪訝そうに聞かれて、 「な、なんでもない」 あわてて顔を横に振った。 「本当か?」 「えっと……あ、そうだ。遥琉さん、浴衣がすごく似合っているなって思って」 「そうか?ありがとう。未知にそう言ってもらえて嬉しいな」 「ごめんね、パジャマで」 「動きやすいのが一番だろ?気にするな。未知って照れているときや恥ずかしいときは、それを隠すのにやたらとお喋りになるよな。分かりやすくてそれがまた可愛いんだけどな。今さら恥ずかしがってどうする?」 ぐいと手を引っ張られ、彼のとなりにごろんと横になるとそのまま抱き寄せられた。

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