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番外編国井さん、熱烈に口説かれる

「もしかして一緒に寝る気満々で来たのか?」 満面の笑みを浮かべて大きく頷くりんりんさん。 「広間で雑魚寝でいいならな。弓削と伊澤が待ってる。ついてこい」 彼がすくっと立ち上がると、りんりんさんも急いで立ち上がった。後ろで手を組み、足取りも軽くスキップをしながら彼のあとを追いかけた。 「遅くなって悪い」 「俺らも今来たところだ。な、弓削?」 「あぁ」 伊澤さんと弓削さんは畳の上に敷かれた布団の上に胡座をかいて座っていた。 「もう一人来るから五人分の布団が敷いてあるんだ。好きなところで寝ていいぞ」 警戒心を露にするりんりんさん。 「お前が一番苦手な柚原じゃないから安心しろ。柚原はカミさんラブだから、朝から晩までカミさんにねっぱっているから俺らと一緒に寝ることはない」 「オヤジの言う通りだ」 伊澤さんがぼそっと口にした。 本当に大丈夫?安心していいの?疑いの目を向けながらも彼の隣をキ―プするりんりんさん。 「オヤジ、手短に話します」 伊澤さんが話しを切り出した。 「おぃ、りんりん。オヤジと大事な話しをしてんだ。カシャッ、カシャッ、うっちゃし。静かにしねぇと摘まみ出すぞ」 不機嫌な皺を眉間に寄せて声を荒げる弓削さん。 「一人だけ言葉が通じないんだ。面白くないのは分かるが、それを分かっていてオヤジについてきたんだろう?那和に通訳を頼もう」 伊澤さんが立ち上がり廊下に向かおうとしたら、 「呼んだ?」 那和さんの声が襖越しに聞こえてきた。

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