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番外編国井さん、熱烈に口説かれる

「ハチの知り合いね。そんな偶然もあるんだな」 「偶然なのか、必然なのか。はなから謀られていたことなのか」 「人を謀れば人に謀られるということわざがあるくらいだからな。挨拶代わりにチャカを突き付けるとは。物騒な世の中になったもんだ。しかしまぁ、ハチも隅に置けない男だ。モテモテじゃないか」 「度会さん、このことは玉井には言わないほうがいいですよ」 「なんで?こんな楽しいことは他にないだろう」 「そうかもしれませんが……」 そこで言葉を止める彼。 「きな臭いってだろ?」 「はい、そうです。四季の祖父に聞いてみます。警察学校の教官だったと聞いたことがあります」 「惣一郎にも聞いてみたらどうだ?面白い話しが聞けるかもしれないぞ」 「はい、そうします」 庭では子供たちがシャボン玉遊びをしていた。阪井さんも童心に返り一緒にシャボン玉遊びをしていた。ガキだけはどうも苦手なんだ。はじめそう言っていた阪井さんだけど今ではすっかり子供たちと打ち解けて、年だからな、腰やあちこちが痛いんだと言いながらも子供たちと遊んでくれる。 「信孝さん手首大丈夫ですか?強く掴まれたんです。あと、残ってませんか?」 「これしきのことなんともない。心配してくれてありがとう」 玲士さんに聞かれて、にっこりと微笑む信孝さん。

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