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番外編国井さん、熱烈に口説かれる

「信孝のヤツ、また焼きもちか?今度は誰に焼きもちを妬いたんだ?」 「俺の兄です。余計なことを言ってしまいました」 「だから青菜に塩になってんのか?気にするんな」 「そうは言ってもですね」 彼と度会さんの前にちょこんと座りがっくりと肩を落とす玲士さん。 「あの千里一途の甲崎が遥琉に愛を叫ぶ日が来るとはな。長生きするもんだな」 度会さんが膝をぽんと軽く叩くと、アハハと豪快に笑い出した。 「兄さんはことある事にオヤジを褒めています。人となりが尊敬に値すると。冗談でなくて本当です。嘘ではないです」 「分かっているよ。そういえば玲士、信孝が柚原がどうたらこうたらと言ってなかったか?」 「え?会長聞こえたんですか?小さい声で話していましたし、かなり距離が離れていたと思うんですが」 「俺も遥琉も相手の表情を見たり、唇の動きを読めば何を話しているのかだいだい分かる」 「そうなんですね。すごいですねオヤジも会長も。尊敬します」 玲士さんが目をキラキラと輝かせた。 あやまったな。なんで俺が照れているだ?度会さんが笑いながら髪を掻いた。 「蜂谷さんに銃を向けた警察官が柚原さんと同じ指をしていると信孝さんが話していました。たとえ相手が女や子供でも容赦しない残酷な目をしているとも話していました」

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