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番外編 信孝、愛してる

「もしかして焼きもちを妬いてほしかった?」 図星だったのかギグっとする信孝さん。 「信孝さんは昔から男女問わずモテモテだったから慣れた」 「そんな………」 信孝さんが今にも泣きそうになった。 「未知さんと橘さんが不安な気持ちや嫉妬心を黙って聞いてくれるから、気持ちがだいぶ楽になった。子育ての悩みを抱えているのはなにも僕だけじゃないし」 「ねえさんと橘に足を向けて寝れないな」 「そうだよ。未知さんと橘さんに感謝しないとバチがあたるよ」 「そうだな」 「僕ね、手塚さんに会うの初めてではないような気がするんだ。宇賀神組の金庫番をしていると遥琉さんから聞いたけど、その前はなにをしていたの?もしかしてこれと何か関係があるのかな?」 ナオさんが指を指したのは足元に置いてあった黒色の鞄だった。 「手塚はよほど俺たちを信用しているみたいだ。盗まれたら大目玉をくらうのにな」 「不用心にもほどがある。朝起きたら失くなっていたら僕たちが盗んだって疑われるよ」 「無理矢理起こすか?」 「それは可哀想だから宋さんに頼んだら?」 「いやいや宋に頼むほうが可哀想だろう。手塚は胸板が厚いわりには柔らかいんだ。筋肉のつき具合がちょうどいいし、触り心地がいいし、宋の好みだ」 「へぇ~詳しいんだね」 「耳にたこが出来るくらい延々と聞かせられたからな」 「ふぅ~ん。そうなんだ」 ナオさんが呆れて苦笑いを浮かべた。

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