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番外編 災難続きの信孝さん

「あれ?珍しいですね。柚原さんがいる。明日は雨かな。雹が降ったりして」 「あのなヤス……。そう驚くほどでもあるまい。組事務所に昼飯を届けたついでにここに寄ったらカシラに捕まって、ついでに四季の護衛を頼まれたんだ」 「何とかかこつけてただ単に柚原さんを帰したくないだけだと思いますよ。柚原さんに教えを請いたい若いのは大勢いますから」 「おぃ、おぃ、冗談も休み休み言え。俺よりもオヤジのほうが適任だろう」 「ちょっとした有名人になっているのに、ですか?」 「ヤス、なんか俺に恨みでもあるのか?さっきから妙につっかかってくるのは気のせいか」 「気のせいですよ」 しれっとして答えるヤスさん。 「昔のことをいまだに根に持っているようだが、それも気のせいか?」 「さぁ~どうでしょうね」 ヤスさんがニヤリと笑った。 「ヤスさん、あのね」 四季さんがヤスさんの袖をそっと掴んだ。 「この携帯電話の番号なんだけど……」 「どれどれ」 遠慮がちに差し出されたメモ紙を覗き込むヤスさん。 「あ、そうだ。弓削さんにおめらアベックみたいだって言われて。一瞬何のことだか分かりませんでした。未知さんの言うジェネレーションギャップってこの事を言うだって分かりました。いまさら遅いですよね」 エヘヘと笑う四季さん。

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