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第7話
愛良side
あの日から、半年が過ぎたんだ…。長いようで短かった。私たちはまだ身体を重ねた事はない…。
朔久が、心の準備がまだ出来てないからと、進めないのと…。単純にヤる場所がないからだ。
「ねぇ、朔久…。今日、家に、私一人なんです…。泊まりに、来ませんか?」
「…行き、…やっぱり、やめる……。我慢出来る気がしないから…」
「もう、我慢しなくていいんじゃないですか…。私も、もう…。我慢したくないです」
「……行く、着替えとか一回取りに帰る」
「はい…。待ってます」
やっと、時間と場所が確保出来た…。初めて、彼と繋がれる…。嬉しい……。
「どうしよう……、緊張してきます…」
「ふはっ……はははっ…。良かったわ……。あんまりにも平然と誘ってくるから、その気が全くないのに誘ったかと思った…」
「馬鹿なこと言わないでください…。私だって、ドキドキなんですからね…」
楽しみなのと同時に、緊張と不安で押し潰れそうだった…。こんなに緊張するなんて、私らしくない……。
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