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第8話

朔久side 夏弥に誘われてから、緊張のあまり作業効率は落ちミスを多発……。あまりにも仕事にならないので、早めに解散した…。 また明日頑張ろ…。恐らく明日は夏弥は動けないから、その分の仕事もやってあげないと…。家に帰り着替えを持って夏弥の家に行く。僕の両親は本人主義だから、すぐお泊まりを許してくれた。 「いらっしゃい…。遅かったから、来ないかと思いました…。入ってください」 「……」 「…?……朔久…?どうかしましたか?」 「あ、あぁ……、お邪魔します…」 チャイムを鳴らして待っていたら出ていたのは着替えてラフな格好になった夏弥…。正直、初めて見る私服で、思っていたものとは違い、緩い服だったから……。しばらく思考が停止した……。 「私の部屋は二階に上がって左側です。飲み物とってくるので、先に行っててください」 「うん。わかった…」 階段を上がって左側…。ここか?…ドアを開け中に入るといつもふわっと香る夏弥の香りが部屋にいっぱい広がっていた……。 「んっ……」 「……人の部屋に入っただけで喘がないで貰えますか?我慢出来なくなります…」 「ぼ、ぼく……」 「ごめんなさい。私は "朔久を抱きたい" 良いですよね…?」 夏弥の瞳の奥、ギラリと揺らめき輝いてる欲情の炎を見てしまったら……。僕の中の被虐心が疼いてしまう…。 「うん……、夏弥の、ものに……して…。僕の初めて、夏弥にあげる……」 「可愛いです……。そのまま、大人しくしてて…」

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