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第10話

愛生side 部屋に入ってきた春は一人で頭を抱えて悩んでいるみたいだ…。頬は少し赤くなってた 「どうしよ…、僕、おかしくなりそう……」 自分の意見を言うのが苦手なのに俺が無理矢理言わせたから、負担がかかってしまったんだろうか…。ただ少しでも本音を言って楽になってくれたらいいなって思っただけなんだけど……。 本当ならあのまま抱いて快楽に突き落とす予定だったんだけど…。そうすると俺自身をみてくれなくなる気がして出来なかったし、そんな事したくなかったんだ…。 「おや?珍しですね…。何かありましたか?いつも一番最後にいらしゃるのに…。相談乗りましょうか…?」 「副会長……。僕、えっと……」 「ゆっくりでいいですよ。それに、今日は生徒会は休みです。他の人は帰りましたから、二人だけなので安心してください」 「僕、初めて人を好きになって…。初めて愛情を貰ったの……。ドキドキして胸が痛くて、それで、えーっと……。すごく緊張しちゃって、その人を避けちゃって……。嫌われたらどうしよ……」 よっぽど溜まっていたみたいで、ポロポロと涙を流し始めて…。嗚呼、今すぐ抱きしめて甘やかしたい……。 「それで…?」 「ずっとそばにいて欲しいの……。寂しいのはもう嫌なの…。我儘なのかな……」 「…だそうですよ?隠れているんでしょう?出てきたらどうですか?……あとは二人で解決しなさい。それでは…、あ、鍵はちゃんと掛けて職員室に返すように。お先に失礼します」 「お互いに言いたいこと全部ぶつけて合ってみなよ。そしたら上手くいくよ?二人とも素直になれない性格なんだもんね。難しいと思うけど、頑張って素直になりな??お先に〜」 嵌められたな…。でもこれで話せるかな…。俺のこともちゃんと話さないととは思ってたんだよなぁ……。ちゃんと話して、それで受け入れて欲しい…。これは俺の我儘だ。

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