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第2話 素直になれない。
『ん~。どの部屋にしよっかなぁ。』
「おい、此処ってラブホだよな?」
『え?ラブホ嫌い?』
「何で薬塗るだけなのに…」
『ねぇ!この部屋良くない?』
診察室か…
「うん、良いな。」
いや、思わず頷いてしまったが、そうじゃなくて。
『衣装付きだってさ!イエローが患者さんで、俺はナースね!』
パープルがナース姿で俺のちんリウム周辺に薬を塗り塗り…
「其の部屋にしよう。」
『うん!』
ヤバいな。想像するだけでちんリウムがピクつく。
いやいや、パープルは薬を塗るだけのつもりかも知れない。過度の期待は禁物だ。
逸る気持ちを抑え部屋へ入ると、両袖デスクに肘掛け椅子、ステンレス作業台や脱衣カゴ等が設置されており、診察室さながらのセットに目を見開く。
『すげぇ~!!』
「ああ。中々、本格的な部屋だな。」
カーテンレールを引くとキングサイズの真っ白なベッドがお目見えし、ごくりと唾を呑み込む。
ナース姿のパープルを押し倒し、密孔をとろっとろに解してから俺のマグナムちんリウムを…
ふっ。ふふっ。最高じゃないか。
『イエロー。』
「ん?」
『お前、勃起してるぞ。』
「はぇ?」
うぉっ!いつの間に!!
「いや、此れは…」
『俺、シャワー浴びて着替えて来るね。』
「あ、ああ…行ってらっしゃい。」
指摘するだけして行っちまった。
気にしてないのか?
呆れられた?
イエローの不安な気持ちを余所に、パープルは軽やかな足取りで浴室へと姿を消した。
ぷぷっ。イエローの慌てっぷり可愛いかったな。普段はポーカーフェイス気取って面白味の無ぇ奴かと思ってたけど、楽しめそう。
イエローはバリタチだっけか?俺はリバだからどっちでも良いかぁ。
『お待たせ~!どう?似合ってる?」
「ああ…」
此れは…かなりくるくれこよ。
パープルのナース姿どちゃくそ可愛い。
股下スレスレの丈に網タイツとか万歳だろ。いや、犯罪だろ。
髪アップしてナースキャップ被ってるから項全開だし。首元に顔寄せてクンクン匂い嗅ぎてぇ…
『イエロー。』
「へ?」
『涎垂れてんぞ。』
「あ、ああ。すまん。じゃあ、俺もシャワー浴びて…」
浴室に向かおうと歩みを進めると、腕を掴まれベッドに引き戻された。
とすんっ…
…え?
パープルが俺の上に跨って笑みを浮かべている。これって…期待して良いって事なのか?
『後で一緒に入ろうぜ。』
「一緒って…薬塗りに来たんだよな?」
何言ってんだ、俺。パープルの気が変わったらどうすんだよ。
『薬塗るだけで良いのか?なら、そうしよっか。』
「ああ、そうしてくれ。」
そうしてくれ。じゃねーよ!俺は馬鹿か?折角のチャンスが…
『…分かった。』
ちっ。イエローの奴、素直じゃねぇなぁ。
いつまで意地張ってられるかな?
イエローの下肢に手を伸ばす。ベルトを外し下着ごと一気にずり下ろすとちんリウムがぶるるんっと顔を出した。
『ふっ。イエローのちんリウム、硬くなってんじゃん。』
視線を逸らすイエローを見つめながら、ちんリウムの先端をノックすると透明な蜜がパープルの指腹を濡らす。
「はぁっ…」
『薬、塗ってやるから、自分で脚を開けよ。』
下肢から降り、ちんリウムを柔く揉むと、ゆっくりと脚が開かれた。
戸惑いと恥じらいが混在した表情を浮かべているイエローと視線が絡まり、パープルのちんリウムも熱を帯びていった。
ヤバいな…ゾクゾクする。
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